千葉市稲毛区の歯医者・文教通り歯科クリニック

〒263-0024 千葉県千葉市稲毛区穴川2-4-1 
千葉モノレール「穴川駅」「天台駅」徒歩7分
JR「稲毛駅」下車 バス 山王町行き「稲毛区役所」下車 徒歩2分

診療時間
9:00~13:00(最終受付12:00)
14:30~18:30(最終受付18:00)
休診日
木曜日・日曜日・祝日

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043-285-2560

歯周病治療の流れ

歯肉炎、軽度・中等度歯周炎

歯肉炎

歯ぐきに炎症が起こり、歯肉が赤く腫れていても、まだセメント質、歯根膜、歯槽骨の破壊は起こっていない状態です。

この段階で早めに治療を行うことで、治療期間が短く済みますし、大切な歯を長く持たせることができます。

軽度・中等度歯周炎

歯周病が軽度(歯肉炎か 軽度歯周炎)の場合は治療期間の目安が3~6ヶ月程度です。

重度歯周炎

重度歯周炎

重度歯周炎の場合は、外科治療や噛み合わせの治療に時間や回数がかかる場合が多く、6ヶ月~1年程度となります。(矯正やインプラント治療が必要な場合は、1~2年程度が目安です)

さらに歯周病のような生活習慣病の要因が強い慢性疾患では、患者さんの歯周病や治療についての理解、目標、姿勢が治療成功(患者・術者ともに満足が得られる)の大きな要因となります。

(『日本歯周病学会 歯周病の検査・診断・治療計画の指針 2008』より引用)

※サポーティブペリオドンタルセラピー(SPT)

歯周病治療により病状安定となった歯周組織を維持するための治療のこと。
主に、プラークコントロール、スケーリング・ルートプレーニング、咬合調整などの治療を行う。

当院で行う検査項目

歯周病の重症度、広がりの診査

歯周組織検査…歯周ポケット測定、歯肉からの出血、歯牙の動揺度

プローブ(探針)

歯周組織検査の時に、歯周ポケットの深さを測る道具です。

プローブを歯周ポケット(模型)に入れているところ。

歯周ポケットの深さが8㎜あります。(正常な歯周ポケットは3㎜以内です)

歯槽骨の吸収度等の診査

エックス線診査

歯槽骨がどのくらい吸収されているか(なくなっているか)を調べます。

歯列、噛み合わせの診査

スタディモデル

歯並びや、噛み合わせの状態を調べます。

歯肉の炎症、形態の診査

口腔内写真の撮影

歯肉の炎症度を詳しく調べるために、口腔内の写真を複数枚撮影します。

歯周病原細菌の簡易検査

BANAペリオ

患者さんの歯垢を採取して、口腔内に歯周病原細菌が存在しているか調べます。結果はすぐに出ますので、その場で結果をお伝えできます。

唾液中の潜血検査

ペリオスクリーン

唾液に微量でも血液が混じっているかどうかを調べます。

通常、唾液に血液が混じっていることはありませんが、唾液に血液が混じっている場合、歯周病が疑われます。

プラーク(バイオフィルム)の活動・細菌組成についての説明

位相差顕微鏡

顕微鏡で、歯垢から採取した歯周病菌の状態を観察します。

歯周病菌

顕微鏡を使うことで、どんな菌がいるのか、これからどうなっていくのかを調べることができます。

歯周治療

歯周外科治療・再生療法

比較的軽い歯周病では、機械的および化学的にプラークを除去する、非外科的治療が主体となります。 しかし、進行した歯周病では、歯を支持する周囲組織(歯周組織)の健康を回復させる為に歯周外科治療が必要となります。 当クリニックでは、より良好な歯周組織再生を図る目的で、歯周病専門医による歯周組織再生外科治療を受けることが出来ます。

治療前(左写真)と治療後(右写真)、口の中が清潔になり、歯肉の腫れも消え健康な状態になっている。

再生外科処置(GTR法)を行っているところ(矢印部:歯周組織が歯周病によって失われている)

再生外科処置1年後(矢印部:歯周組織が再生している)

再生外科処置(GTR法)を行っているところ(矢印部:歯周組織が歯周病によって失われている)

再生外科処置1年後(矢印部:歯周組織が再生している)

再生外科処置(GTR法)を行っているところ(矢印部:歯周組織が歯周病によって失われている)

再生外科処置1年後(矢印部:歯周組織が再生している)

でも!

進行してしまった歯周病を、再び良く噛めるように回復させることも大事ですが、専門的な治療と多くの時間を要し、術者、患者 双方の負担は、大きいものとなります。

歯周病をいかに治すか?とともに、歯周病にならないように、あるいは、進行させないように、また、治療後に再発させないように歯周病専門医のいるクリニックで定期的検診(メインテナンス)を受ける事が大事です。

細菌検査について

特に進行した重度歯周炎に対しては経口抗菌療法(お薬を飲む治療)を行う場合に細菌検査(リアルタイムPCR法)を行い、ターゲットとする歯周病原細菌の種類や量および比率を知ることで、効率的な抗菌剤を選択、応用することが可能となります。

経口抗菌療法の治療効果の判定にも用います。

定期検診中に再発が生じた場合にも細菌検査を用いる場合があります。

抗菌療法

抗菌療法には、歯周ポケット内に抗生物質の軟膏を投与する局所療法と抗生物質を服用する経口療法があります。適応症としては、

  • 1
    通常の歯石除去では治療効果が不十分な場合
  • 2
    歯周病が重度で多数歯が罹患している場合
  • 3
    喫煙者、糖尿病、動脈硬化などを有する歯周病患者
  • 4
    細菌性心内膜炎や心臓の手術の既往のある歯周病患者

などが挙げられます。

歯周治療の後は

口腔機能回復療法

歯周治療がひと通り終わり、症状が落ち着いたところで、口腔機能回復療法が行われます。

この治療は、歯周組織を長期的に安定させ、お口の機能を維持するために行われます。

適切な噛み合わせにする(咬合治療、歯周-矯正治療)、歯質の欠損、歯の欠損を補う(修復・補綴治療、インプラント治療)、歯の動揺を緩和(歯周補綴治療、咬合治療、スプリントの作製)などが行われます。

歯周組織の炎症や咬合性外傷を誘発 しないように配慮することが重要です。

失われた歯を補い適切な噛み合わせにするためには、ブリッジ、入れ歯、インプラントによる選択が必要となります。

症例

症例1:軽度歯周炎

こちらの症例は、歯みがき指導、歯石除去を行い歯周病の状態が改善した症例です。

初診時は、歯ぐきが腫れ赤くなっていますが、歯みがき指導や歯石除去により歯ぐきの腫れや赤みの改善が見られます。

症例2:重度歯周炎

重度歯周炎の治療では、歯みがき指導や、歯石除去などによるバイオフィルム(歯周病原細菌の塊)の除去に加えて、歯並びの不正や歯ぎしりにより、噛み合わせが不良となり歯に負担がかかったり、喫煙により歯周炎が重症化するなど複数のリスク因子を時間をかけて取り除くため計画的治療が必要です。

上記の症例は、矯正治療、歯周組織再生療法、インプラント治療などを行い、歯周治療期間は4年を要しました。現在治療後6年経過しています。

診療時間

 
午前 × ×
午後 × ×

午前 9:00~13:00(最終受付12:00)
午後 14:30~18:30(最終受付18:00)
※矯正歯科の治療は第2金曜日と第4火曜日の午後に行っています。

休診日:木曜日・日曜日・祝日

アクセス

043-285-2560

〒263-0024
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